立冬、あるいは他動詞的年齢増。

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あら、気がつけば、24節気は霜降を通り越して、立冬になっていました。しかし、あんまり寒くないですなあ。お昼は20度近いです。

しかし木々は色づき始めました。

   

スノーボール、名の通り真っ白な球のように花をつけるのですが、この時期葉っぱは真っ赤です。

椛 はぼちぼちですね。

季節はできるだけゆっくりとゆっくりと移り変わってほしいと思うようになりました。

歳が増えるとはこういうことなんだと思います。

「歳」は取るもの、あるいはそれを「重ねる」なんて美しげに言いますが、自分のことを話すときに「歳を重ねる」なんて言い方は高貴すぎるし、歳を取るというのも負のイメージを上塗りするような気がして、一息飲み込み考えてました。それでカンタンに「歳が増える」だって自分で増やしたいわけでもなく、勝手に増えるんだもの。つまり「取る」「重ねる」という自動詞じゃないんだな。

歳を自発的に取ることは現代的で、「自分の人生を自分でデザインする」みたいな心意気があってようござんすが、

日々色付く椛の葉っぱを眺めてそして、葉っぱがこんなカタチしているだけでも奇特なことなのに緑が赤に変わる魔術を見せられるとさ、自然に移ろう流れに浮かんでいようと思うわけですわ。

夏の終わりにシンガポールを訪れたとき滞在2日で思いました。四季のないところにはずっとは居れないと。

立冬。イヤだな寒いのは。と言いながらそれなりに冬支度を楽しんできましたよ、あたしたち。

あと何回のもみじあと何回の冬支度。