ごあいさつ

さて、皆様は「耳鼻咽喉科」にどんなイメージをお持ちでしょうか?

私は、子供の頃、突然耳が痛くなって泣き叫びながら耳鼻咽喉科に連れて行かれた記憶があります。痛くて泣き叫んでいたのですが、耳鼻咽喉科というところには、頭に丸い鏡(これを額帯鏡(がくたいきょう)といいます)を付けた閻魔さまがいるとでも思っていたのか、行くのが怖くてさらに泣き叫び、引きずられるようにして医院に着いたころには、泣きつかれていたという有り様でした。

・・ん?わたくしどもの医院に泣き叫んで連れて来られるお子さんたちは、怖い鬼ババがいるとでも思っているかもしれませんね。そして、私は物心つくころまで、耳鼻咽喉科のセンセイってお医者さんなの?とまで思っていました。もちろん我々は医学部を卒業しています。外科のことも内科のことも眼科のことも精神科のこともすべてからだのことを勉強しています。
 
私も、耳鼻咽喉科のセンセイのことを閻魔さまのように思ったり、ほんまもんのお医者さん?と疑ったりしていた子供でした。このホームページはそんな子供が大きくなって、耳鼻咽喉科医になり、耳鼻咽喉科の病気をわかりやすく伝えるために作りました。