「女王」作品その2 彬子女王「赤と青のガウン」
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女王その2は最近文庫化された彬子女王さまのこのご本。
プリンセスに生まれることの非凡性に我々凡人が驚くことはもちろん、人としての平凡性に驚くのです。言葉、文章、文体がなめらかで、こういう文章が書ける教育を受けてこられたのだなと感心します。おそらく幼少期から英語教育もきちんと受けられたであろう彬子さまでもオクスフォード留学での壁は英語だったとおっしゃいますから、ふむふむ。
読み進めると5章の「合縁奇縁」に至り、
とあるので、ああ!おばあちゃんが昔よく言ってた「あいあいきあい」はこれのことが!と一人納得。
するすると読めて楽しい。
しかし、おばあちゃんがこんな言葉を知ってたのかと、やはり一抹の疑問が頭上のクラウドに浮かび、
調べてみると、「あいあいきあい」は「相相気合」で方言らしい。。。やはり平凡と非凡の壁は厚く高い。
おなじあきこでも全然ちゃうちゃう。あたりまえか。
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