ピュアな人たち

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大阪のとある公園に沿う道路に面して、ある新進デザイナーの小さなお店がある。
これは、そこの店員さんのについて思うことのブログである。

彼は彼であるが、彼女と本当は呼ばれたい人だと思う。

顔立ちはどちらかというと目立たない感じ、そのブランドの洋服を身につけているようだが、女装でもない。

年の頃は30あちこちだろか。

お店には、動物モチーフのグッズもあれば「青い目をしたお人形」柄やアリスやスターウォーズ柄の洋服もあり、こういうのをゴスロリと呼ぶかと言えば、ほんまもんのゴスロリとはまた違うテイストで、なかなかカワイイし楽しいので、

どれもステキ。カワイイ。

などと言うと、

カワイイんですよ。

なんて言わず、

カワイイですよね〜。と寄り添う言葉を返してくれる。

気に入ったスカートがあったので、試着させていただくと、ありゃ、腰回りがキツイわ!

すると、彼は、

お直しします。ちょっと待っててくださいね。といいながら、マウントレーニアコーヒーのようなのをあたしに差し出し、糸を舐め舐めしながら縫い針に通して、ボタンの付け替えをしてくれた。

あたしは思ったのだ。

この人たちが世の中で一番ピュアな人たちじゃないか。

小一時間でそんなことわかるかい?!と思われるだろう。あたしも短絡思考とは認める。

だけど、メゾン・ド・ヒミコを思い出して下さい。見てみて下さい。