ネイリストの憂鬱

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耳が痛いとおっしゃる若い女性。耳かきでこすりすぎたようです。

毎日のように耳をホジホジしてると外耳道つまり耳の穴の壁がただれてしまいます。

さわってはいけません!

しかし、反論。

わたし、ネイルの仕事してるんですけど、毎日掃除しないと粉が穴に溜まるんです。

ネイルで耳の穴にまで粉が入るんですか??

と驚きのコメントをしたが、すぐ、自分納得。

あーそうか、爪削りますもんね。

たった一回きり、ネイル、ジェルネイルってやつですが、親友のネイリストにしてもらったことがあるあたくし(^。^)

ネイルとやらは結構手間がかかることを知ったわけですが….

どうやら爪削りは今はマシーンでやるらしく、指先の土木工事みたいなもののようです。

粉、というより、粉塵が舞い散るわけだな。

しかし、目や鼻の穴のみならず、耳の穴にまで!

そこで、プロのあたしは、いやいや、ネイルど素人プロ医者って意味ですが、

当然アスベストを思い浮かべましたよ。

それって一種の職業病ですよね?問題になってないのですか?

すると、その女性、

マスクしてゴーグルしてても目に粉や爪そのものが入ったりするし、吸い込んでると思うと怖くなるんですぅ。

ネイルの粉塵とは、爪そのものと剥がすネイル材料のミックス。つまり、他人の体から発したタンパク質と有機溶剤だかなんだかの入り混じったもの。しかもかなりの細かさ。

コレ吸い込んだら肺に影響ないんですかね?

ネット検索。

やはり問題視してる人はいる。が、だから、オーガニックな素材でウチはやってます的な立ち位置のものがほとんどです。

いや〜、アスベストみたいに何十年か先で被害が出るなんてことがなければいいのですが、ネイリストの方々が最近は増えてるとはいえ、アスベスト工場みたいに数百数千人単位で働いておられるわけでなし、コレは危ない!なんて運動すれば自らの首を絞めることになるわけで、こういうのは消費者安全だか生活安全だかそういうところが管轄なんでしょうか(・・;)

ネイルでもう一つ気になることは、乾かすときの紫外線照射装置です。

あたくしなんぞはたった一回きりだけど、しょっちゅう、紫外線当たってると日焼けより、プロ医者はチミンだかピリミジンだかDNAがちぎれてしまわないかと心配になるのでこざいます。

指先の生化学実験もこわそうですよ。