獺祭魚 もうひとつの七十二候考
テーマ:未分類前回に続き、
季節の話。
二十四節気をさらに分けて七十二候というものがある。
古代中国から季節の移ろいを細分化して表すものがあったらしいが、日本の風土に合うように江戸期に改定されたものだそうだ。
今は二十四節気の雨水。それを初候、次候、末候と三分し、それぞれ、
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる、雨が降って土が湿り気を含む)
霞始靆 (かすみはじめてたなびく、霞がたなびき始める)
草木萠動(そうもくめばえいずる、草木が芽吹き始める)
と示される。
2月19日頃から23日頃までは土脉潤起。
これを、中国の七十二候では獺祭魚と言うらしい。
獺祭魚。獺が捕らえた魚を並べて食べる時期を表す。
ここまでは、かなりのコピペ。
ふーん、コピペ、なかなか便利である。
知る人ぞ知る銘酒に「獺祭」なるものがあることを知ったのは、酒を知る人ではない自分が晩酌に付き合って猪口一杯飲み始めた、やっと昨秋。
山口の酒。なかなか手に入らないと聞いた。そう聞くと欲しくなるのは世の常。ネットなどでは、定価の2倍以上のプレミアムがついている。ところが、毎日働いている当耳鼻咽喉科のビルの大家さんである酒屋さんに六甲のおいしい水を買いに行くと、店の奥の上の棚に、、、あるではないか!しかも、ネットなんかよいかなり良心的なお値段。灯台下暗しとはこのことだ。
以来我が家では、いかなる銘酒を飲んでも獺祭に勝るものはなし。
ところで、獺とはなんぞや?
かわうそ だって。
かわうそは採った魚を並べてから食べる習慣があるようです。
そうだっ!
今日は23日獺祭魚最後の日だ。
獺祭、まだ売ってるかしら。
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