バームクーヘンにご注意。

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サンマの美味しい季節ですね。皆さんはサンマの小骨くらいはムシャムシャ食べちゃってますかね?しかし、こんな小骨でもノドに刺さったと言って来られる方は案外多いのです。小骨は口蓋扁桃、つまり、扁桃腺と呼ばれる出っ張り部分にささっていることが多いのですが、舌の付け根や喉頭蓋というノドの奥のほうにあることも。魚の骨で多いのはウナギ。これは意外な感じがしますが、このごろの給食では土用のウナギの日に、ウナギが出ることもあるらしく、給食食べた後にやってくる小学生もいます。これらはノドに刺さって痛みや異物感がありますが、さしあたり、息が出来なくなることはまずありません。(もちろん、放置すると稀ではありますが、膿の溜まりが出来て大変なことになる場合もありますが。)

ノドに食べたものが詰まって怖いのは窒息。お餅がノドに詰まって息が出来なくなる事故はお正月などにときどきニュースになっていますね。

救急科で研修中の息子Bがしばらくぶりに帰宅。敬老の日に姪っ子が母に買ってきたバームクーヘンが食卓にあったのをボリボリ食べながら、

「バームクーヘン窒息に気をつけなあかんでえ」と母に言うてます。

?バームクーヘン窒息?

彼が勤務している西宮あたりの高級老人ホームから一度ならず運ばれてきた方々のノドに詰まっていたのは季節柄お餅ではなく、バームクーヘンだったと言うのです。

バームクーヘンはしっとりした焼き菓子というイメージがありますが、意外に口の中ではパサパサするらしく、若い人ならサザエさんのエンディングにあるようにゴクっと食道につまる程度で済むのでしょうが、お年寄りは食道に入る手前で詰まってしまって、息が出来なくなってしまうことがあるようです。

あたしも「バームクーヘン窒息」は知りませんでした。

類似のホクホクした食べ物には気をつけて下さいね!